がんばらにゃ2012年3月号
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2012.3月号2 被災地生協からの応援要請をもとに、職員を派遣し、店舗の復旧作業や高齢者介護、共済契約者訪問などの支援活動にも積極的に取り組みました。また、8月には、福井県主催のボランティア活動に7人の職員が参加し、岩手県陸前高田市内でがれき撤去や除草などの作業を行いました。 私は震災5日後の支援物資のお届けと、8月のボランティア活動に参加しました。8月になってもまだ残された建物が報道で目にするような無残な姿で残っていました。車中からの景色を見ながら、きっと被害に遭う前は家や店があ(前列左から2番目が五十嵐) 県民せいきょうでは、地震発生の翌日からハーツ全店や共同購入を通して義援金や支援物資の受付を始めました。組合員、地域のみなさまからお預かりした義援金は1月末現在、総額5,631万円となりました。多くのみなさまからご支援をいただき、本当にありがとうございました。義援金は、日本生協連や福井県、日本赤十字社などを通じて総額3,400万円を被災地にお送りしました。 また、義援金の一部は理事会で確認の上、被災地や被災者への支援物資の購入や支援活動に使わせていただきました。 県内にはさまざまな形で、支援活動を行っている団体があります。1つの団体ではできないことも、手と手を取り合えば大きな力が生まれ、実現することができます。 昨年夏、坂井市のNPO法人パパジャングルさんでは、福島県南相馬市の子どもたちを福井に招き、「夏休みリフレッシュ大作戦」を実施しました。震災と原発災害で苦しい思いや不安をかかえた子どもたちに何とか笑顔になってほしいという思いから始まった企画でした。県民せいきょうではこの活動に、資金、食料の支援をさせていただきました。7日間という限られた期間でしたが、子どもたちには福井での交流や体験を思う存分に楽しんでもらえました。り、海が見えて、すごく景色のいいところだったんだろうなと思いました。でも今は、そこには誰もいなくて、人の生活の営みは感じられませんでした。 復興とか復旧とか私たちは簡単に口にしますが、それは本当に大変なのだと思います。今後は1人でも多くの人に私が見てきたことや感じたことを伝え、小さな力を1つでも多く集めたいと思います。2011年3月11日午後2時46分、東北・三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生。大きな被害をもたらした東日本大震災、あの日から1年が経とうとしています。被災されたみなさまには、改めて心よりお見舞い申し上げます。今回は、この間の取り組み報告と被災地のみなさんから届いたお礼のお言葉をご紹介します。ひとりの〝心〞が大きな〝力〞に被災地への職員派遣支援活動参加職員の声県内避難者のみなさんへ地域団体との連携で笑顔が実現嶺北センター 五十嵐輝夫東日本東日本がんばらにゃがんばらにゃ東日本震災復興支援報告東日本震災復興支援報告 被災地から福井県内に避難された方約500人のみなさんへの支援として、共同購入や買物代行の手数料無料、ハーツ各店での割引を行っています。また、年末には県内避難者のみなさんが集まる会への食材提供やお正月用品、除雪用具をお届けしました。県内避難者のみなさんにしめ縄、みかん、水ようかんをプレゼントしました。

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