がんばらにゃ2015年6月号
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日本の主婦は家事をしすぎている?自分にOKサインを出せていますかVol.116月に開催する「くらしの見直し講演会」で講師にお迎えする ももせいづみ先生 に『暮らしと気持ちの整理術』について教えていただきました。 暮らしには、しあわせな気持ちになれたり、自分磨きにもなることがたくさんあります。でも、日々忙しくしていると「できていない」ことばかりが気になってしまいがち。暮らしの中にハッピーをみつけて、もっと自分を好きになるための「暮らしと気持ちの整理術」を一緒に考えてみませんか。暮らしと気持ちの整理術 「家事と自分時間のバランスに関する意識・実態調査」(P&G)によると、日本の主婦の家事時間は264分。中国の114分、アメリカの144分などに比べると、倍近い時間となっています。 それにもかかわらず、「私は家事を効率的にできていない」と思う主婦の割合は、中国の10%、アメリカの16・7%に比べて日本の主婦は44・7%となっており、「頑張っているのに、満足感や達成感が低い」という姿が見えてきます。 みなさんはどうですか?「ちゃんとできている」と自分に満足していますか?もしそう思えないのなら、それはなぜなのでしょう? 米を炊き、素足で生活する日本のライフスタイル自体に手間がかかること、「家 その上で、できていることや得意なことをたくさん拾い上げて、自分にOKサインを出してあげることも、とても大切なことなのだと思います。 日々にゆとりを持つ上で大切なのは、実は「時間の使い方」ではなく、「時間の感じ方」です。ですから、スケジュール管理や効率化をめざして頑張らなくても、ただ「見方を変える」「感じ方を変える」ことで、ふとすべてが楽になることがあるものです。こういう考え方を「リフレーミング」といいます。 例えば、家が散らかっていると「私は片付けができないダメな主婦だ」と思いがちですが、「元気な子どもがいるからこそ散らかるんだ」と思うことができると、風景が違って見えてきます。乱雑さを「あってはならない」と考えるとストレスですが、「しあわせの形だ」とリフレーミングできれば、ゆとりを持って解決策を探せることも多いのです。 家事は毎日休みがないだけに、気づかないうちに一定のパターンや思い込みを作りがち。時には「頑張りすぎていないか」「ほかの方法があるのでは」と立ち止まってみる。そして、一日の終わりには「できなかったこと」ではなく「できたこと」を数えて、自分にたくさんのOKサインを出してあげて欲しいなと思います。PROFILE 暮らしのさまざまなアイデア、家事 の合理化、時短、簡単レシピを発信。 忙しくてもゆるりと豊かに暮らす発 想は、男女問わず幅広い世代から支 持を集め、執筆、講演、製品評価や監 修など、新聞、テレビ、ラジオなどさ まざまな分野で活躍中。「季節のあ る暮らしを楽しむ本」(だいわ文庫)、「運と幸せが集まる“願い事手帖”の作り方」(PHP文庫)、「調理もできちゃうランチボックス“スープジャーレシピ”」(辰巳出版)など著書多数。生活コラムニストももせ いづみさん事は主婦がするもの」と考える人が多いこと、24時間の中で「ここで終わり」という線引きがしにくいなど、理由はいろいろあります。まずは自分にとっての「家事のゼロ地点」(ここまでできていればよし、と思えるゴール)を明確にしてみましょう。また、「終わるまでする」のではなく、「時間が来たらやめる」発想を持つこともとても大事です。楽しくラクになろう!暮らしのレッスン~暮らしの整理ノートを作りましょう~家事の手間や時間を上手に減らすコツ、時間配分や段取りのコツなどをお話いただきます。改めて暮らしを整理することで、ちょっと違う明日が見えてきます。6/20(土) 13:30~15:30 (開場13:00)サンドーム福井 管理会議棟103研修室(越前市瓜生町)無料時定¥申講所くらしの見直し講演会お子様お1人につき300円小学生未満まで 10人(先着順・要予約)託児ありLPAの会LPA(ライフプランアドバイザー)の会後援 日本コープ共済生活協同組合連合会共催 (公社)ふくい・くらしの研究所生活コラムニスト ももせ いづみ氏80人(先着順)15ページコールセンター2015.6月号4
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