がんばらにゃ2017年6月号
12/16

通信 規則正しい日常生活・食事・排便習慣・適度な運動が不可欠となります。 きらめきで実施した取り組みは①排便体操 ②水分量を増やす ③ヨーグルトを食べる(腸内環境を整える) ④麦ごはんに替える(食物繊維摂取量を増やす)です。 日本内科学会では、便秘とは「3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」としています。 重要なのは、何日間便が出ていないかではなく、「残便感や苦痛を感じるか」です。高齢になると運動不足や腸内の働きが弱くなり、便秘になりやすくなります。 便秘のため、便が腸内で腐り有毒ガスが発生したり、腸内に充満して周囲の内臓や血管を圧迫することによって腹痛や吐き気の症状が現れたりし、大腸がんの危険性が高まるといわれています。 きらめきで実践したのは、ユニ・チャーム株式会社 船津良夫氏の座位プログラムです。 体操を行う際は体調を確認し、無理のないようにしましょう。ちょっとした工夫で便秘予防ができます。薬に頼るだけでなく、無理なく継続してできることを生活の中に取り入れていけるといいですね。本誌2月号に掲載しました介護サービス事例研究報告より、丹南きらめきの「便秘の症状を少しでも軽くするために今日からできること」で取り組んだ内容を具体的に紹介します。便秘について〜丹南きらめき 実践報告〜 羽水きらめきでは、2017年2月より毎月1日を「活躍の日」として、デイサービスのご利用者一人ひとりの能力や興味に合わせて、掃除や掲示物の作成、畑づくりなど様々な活動を行っています。 きっかけは、先日亡くなられたご利用者の「ここが汚れている」「整理しなくては」という助言と、自立支援へのさらなる取り組みでした。はじめは消極的だった方も、他の方が活躍する姿に刺激を受け、今では「家では危ないからとやらせてもらえないから、これからもやりたいわ」と最高の笑顔とともに前向きな言葉がいただけるようにもなりました。 これからも、一人ひとりの「できること」「したいこと」「役割」づくりを行い、「あなたらしさいつまでも」を支援していきます。羽水きらめき 「活躍の日」お問い合わせ先羽水きらめき〒918-8114 福井市羽水1丁目107番地デイサービス TEL.0776-32-6000たかが便秘、されど便秘便秘はなぜ身体に良くないのか…便秘の改善には…排便体操座位プログラム1座位1.「座って腹式呼吸」座位2.「上体左右ずらし」http://www.carenavi.jp/index.html出典:排泄ケアナビホームページ座位プログラム2座位プログラム5座位5.「座位の体幹ねじり」体幹をねじる【わき腹のストレッチで、腸にリズミカルな刺激を】座位プログラム4座位4.「押し合い腹筋」押し合い腹筋【押し合うことで、お腹に 力が入り、腹筋強化に】座位プログラム3座位3.「膝あげ腹筋」膝あげ腹筋【お腹、特に下腹部の 強化】上体を左右に動かす【腸が左右に引っ張られる。また、背骨の  ゆがみをとって、神経の働きを高める】座って腹式呼吸【お腹を動かすことで腸が 揺さぶられる】•まずは肘を曲げた まま肩の高さへ•次に片側へ 「パチッ」•もう一方へ 「パチッ」吐く吸う2017.6月号12

元のページ  ../index.html#12

このブックを見る