がんばらにゃ2018年10月号
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無水鍋(※)は、炊飯器より時短で、経済的です。お米は3~4回やさしく洗い、30分~1時間程水に浸け、鍋に入れ水加減します。鍋を強火にかけ、沸騰したら弱火にし、5分たったら火を止めて、15分蒸らします。(※蓋で密閉できる厚手の鍋)クリスファームの有機米は、冷めても美味しいのが特徴。少量の自然塩で味を調え、いろんな具と愛情を詰め込んだおむすびを持って、秋の行楽やレジャーへおでかけください。 クリスファームの杉田さんは、有機JAS認定の有機コシヒカリを栽培しています。有機JASとは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らず、自然の力で生産された食品を表すもの。杉田さんは除草剤などの農薬を使わず、肥料には有機肥料や米糠などを使用しています。炎天下のなかで、重さ kgあるエンジン除草機(左写真)を手に田んぼを歩き回り、全身泥まみれになりながら除草作業をするのは大変な30仕事。田植え後、1つの田んぼに3回は除草に入るそうです。そこには「害虫も益虫も、人が区別しただけで、本当は同じ生きもの。稲だけでなく、雑草や昆虫もいる自然の営みの中で育ったお米を、人がいただくんです」という米づくりへの真摯な思いがあります。 毎年初夏になると、杉田さんは仲間と『田んぼの音楽会』を開きます。「牛に音楽を聴かせると乳がよく出ると言うように、良い音の波動を浴びた稲はすくすく育ちます」と杉田さん。活動を共に楽しむミュージシャンが集まり、田んぼに向かいオーストラリアの民族楽器などを演奏。美しい波動を浴びせ、心と体をやさしく満たすお米を育てています。 実は、杉田さんは若い頃、オーストラリアの牧場で畜産を、帰国後は酪農を勉強した異色のキャリアの持ち主。帰国後、若狭町で田んぼを借り受け、米づくりから農業をスタートします。「どうせ自分でつくるなら、本物を」という思いで、有機米に挑戦。有機栽培への周囲の自然の営みの中で育てる心と体を満たす米づくり理解を深め、失敗を重ねるなかで、「米づくりは奥が深い。技術じゃなく、生き方や心が大事」と思い至ります。今では、「生きる、つながる、いのち」という杉田さんのテーマに共感した人から人への紹介で、県内外から集まった人たちと多彩な交流を続けています。 生協でも、コープの会マミーサポートと第3地区産直協議会のコラボ企画に協力。寿梅ファームで梅もぎ体験や音楽を楽しみ、組合員さんからは「感動した」という声が寄せられました。 今後は、「観光農園など、福祉と農業をからめたものに取り組んでいきたい」とニッコリ。さらに、「若狭町で田んぼを始めたとき、地元の方に助けていただいた。自分の代で完結せず、農業への思いを持つ人を応援し、〝恩返し〞をつなげていきたいですね」と微笑みました。本物の米づくりを通して生きる、つながる、いのち組合員と生産者がともに育てあう生協の産直水田の生きものたちと共に育つお米 クリスファームの 有機JASコシヒカリクリスファームクリスファーム(若狭町)杉田 寿男さん約8haの田んぼのうち、約1.7haで有機JASマーク認定のコシヒカリを栽培。地元農家から受け継ぐ寿梅ファームで梅の生産も。Profile〈10月3回(ふくい~な)〉宅〈つるがのみ〉ハ〈10月3回(ふくい~な)〉宅〈つるがのみ〉ハ有機JASコシヒカリ白米(3kg)有機JASコシヒカリ玄米(2kg)杉田さんのオススメの炊き方&食べ方2018.10月号2

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