がんばらにゃ 2020年6月号
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Vol.35いきいきとくらすために知っておきたい社会保険老後のお金や社会保障のテーマでテレビやマネー雑誌でご活躍中の社会保険労務士の井戸 美枝氏に、将来のお金の不安解消について教えていただきました。 最近のデータによると、95歳まで生きる可能性は、男性なら約10%、女性は約25%です。女性の4人に1人は95歳まで生きる時代。定年から35〜40年と長い時間があります。健康の不安、お金の不安、考えたらいろいろと心配ごとが増えそうです。でも、過度な心配はいりません。 私たちには、生まれてから亡くなるまで一生涯の保障(社会保険)があります。社会保険は「防貧」という役割を担っています。つまり国民が貧しくなるのを防ぐ機能です。生活保護は「救貧」なので、ミーンズテスト(資力調査)を行って、人々の生存権を保障する金額を個々に決めています。  つまり、社会保険を知ることは、どの程度の保障があり、このくらいのお金があれば困らず安心、このくらい貯めよう、使おうということができるわけです。 セカンドライフで気になることは、医療、介護、年金でしょう。 人生100年時代。よく目にする言葉です。楽しみでもありますが、不安もあるでしょう。お金を心配することなくくらすには、社会保険の知識はかかせません。難しいことはありません。病気や介護が必要になったら、老後はどのくらいの保障があるか。改正も含めて知っておくと安心につながります。 病気や介護は、いつ訪れるかわからないし、いくらかかるのかもわかりません。しかし、医療保険は、高齢期には負担も少なくてすみます。介護保険は、世帯で1ヶ月4万4400円までしか負担はありません。しかし、それだけでは介護サービスが足りないときに、いくら上乗せのサービスを頼むのか、終の住処はどうするのかなど、人それぞれです。いくらまでだったら介護をのぞむのか、夫婦で話しておくことも大切です。 不安なのは、その正体がわからないからです。漠然とした不安を抱えたままの生活は、ちっとも楽しくありません。いつまでたってもお金のストレスから逃れられないでしょう。 これからどんな生活を送りたいのか、いつまでどんな仕事をしていたいのか、これからのことを考えるのは自分自身です。 漠然としたお金の不安を放置せず、社会保険を知り、どう解決するのかを考えておくことは、セカンドライフを組み立てる上で、とても重要です。 公的年金は、一生涯受け取れるので、退職後の支えとなります。何歳からいくら受け取れるのかご存知ですか?ねんきん①医療、介護のお金を どの程度かけたいか②年金の額を 把握している③自分たちなりの夫婦像、 生活、くらし方が わかっている定期便などで簡単に確認できます。夫婦で年金カレンダーを作ってみることをおすすめします。自粛や休業などでくらしに影響が出た場合の補償や、今後のくらし方や社会保障の変化などをZoomにてお話いただきます。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。社会保障審議会企業年金・個人年金部会委員。確定拠出年金の運用に関する専門委員会委員。経済エッセイストとして活動。「難しいことでもわかりやすく」をモットーに数々の雑誌や新聞に連載を持つ。近著に『身近な人が元気なうちに話しておきたい お金のこと 介護のこと』(東洋経済新報社)『100歳までお金に苦労しない 定年夫婦になる!』(集英社)『届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)『一般論はもういいので、私の老後のお金「答え」をください!』(日経BP社)などがある。著書多数。PROFILECFP®・社会保険労務士井戸 美枝氏詳細・お申し込み先(電話受付不可)▲※締切後メールで詳細をお送りします 締¥定6/27(土) 13:30~14:30 ※変更になる場合があります【準備物】インターネットにつながる環境のパソコン、タブレット    (Wi-Fi環境推奨)    ※Zoomの設定は各自お願いします無料   50人(組合員限定)6/20(土)時社会保障を知ることで生活不安を解消!井戸先生のくらしの見直しweb講演会おうちで2020.6月号4

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