Vol.41日頃の整理が大切な人へつながる〜生前整理とは大切な人を思う気持ちの整理です〜4月に生協葬祭みれいが開催する講座で講師にお迎えする中村 彰宏氏に「生前整理」の大切さについて教えていただきました。 日々の生活の中で私たちはさまざまな物を所有しています。最近では「生前整理」という言葉を耳にすることも増えてきましたが、みなさんは意識していますか? 私が遺品整理の業種に携わり、ご家族や相続される方からお話を聞く中で、お困りごととして特に多いのは、「保険の証券や 生前整理を始める時期に年齢は関係ありません。少しずつできる範囲で物1つから始め、部屋1つ、そして家の中の物を、まだ必要かそうでないかを自分で判断していきましょう。まだ使えるけれどもう必要ないと判断した物は、溜めるのではなく誰かに譲るかリサイクルする、人から譲っていただいた物でも、1年間使わなかったら思い切って処分することも考えましょう。 またエンディングノートなどを利用して、生前整理と遺品整理の違いよくあるお困りごと生前整理のススメ大切な人のために何がどこにあるかや、デジタルデータなど、自分しか知らない情報をメモがわりに控える習慣をつけましょう。備忘録にもなり、自分の物の量を把握することもできます。 また家族の間ではコミュニケーションをとることが何よりも大切です。日頃からコミュニケーションをとっていれば、思い入れがある物のことや、価値のある物を持っていることなど、何気ない会話の中で話題にすることもできます。家族の物については、双方が納得したうえで整理することが大切です。 死というものは、いつ、どこで訪れるかわかりません。自分の物(動産)やご先祖から相続された不動産などの財産が家族や大切な人の重荷にならないように、そして大切な物は価値を伝え遺していけるよう、生前整理を少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。いつか必ず大切な人のためになり、未来の大切な人へつながっていくと私は思っております。 生前整理と遺品整理の大きな違いは、誰が整理するかということです。 整理する物は、貴重品だけでなく、家具・家電・衣類などの生活必需品や使わなくなった物、思い出の品などの「動産」、土地や建物などの「不動産」などがあります。福井市の足羽山の麓の小さな家で長男として誕生。父親が早くに他界したこともあり、17歳から鉄筋工、塗装工、鳶工を約2年経て、建設会社に就職。その後、解体工事を約11年学び、運送会社にてトレーラーでのけん引による長距離運転手を約2年任務。多くの方と出会い、得た資格を生かし、福井のみなさんのお役に立てることはないかという思いから、個人事業 (株)北陸遺品整理を立ち上げ。現在、遺品整理業、解体業、便利業、不動産業、古物リサイクル買取り業、コンテナによる貿易業を営む。PROFILE解体工事施工技士・遺品整理士特殊清掃士・古物商中村 彰宏氏印鑑がどこにあるかわからない」「借金があるかどうかわからない」など、「どこに何があるかわからない」ということです。また「思い出の品をどう処分したらよいか」というご相談もよく受けます。 遺された家族は故人が亡くなった悲しみと共に、物の片付け、不動産の行方、形見分けや相続に戸惑ってしまうのです。このように自分以外の人の物、ましてや故人の物を整理、処分するためには、時間や労力、そしてお金もかかるのです。日頃の整理が大切な人へつながる4/17(土) ハーツ志比口 2F しいの樹ルーム 12人(申込先着順) 4/24(土) ハーツさばえ ふれあいルーム 12人(申込先着順) 4/28(水) ハーツ神中 ふれあいルーム 6 人(申込先着順) 時所定生協葬祭みれい主催講座いずれも10:00~11:00 筆記用具 無料(株)北陸遺品整理 代表取締役 中村 彰宏氏15ページコールセンターまで講申¥持時生協葬祭▲みれい生前整理…自分が生きているうちに身の周りの物(財産)を自分で判断し整理すること。遺品整理…亡くなった方が遺した物(財産)を家族や相続人が整理すること。これまでご依頼いただいたさまざまな整理の話を交えて、日頃の整理の大切さや、整理費用などについてもわかりやすく説明していただきます。5がんばらにゃに関するご意見、ご感想などをお聞かせください…… ganbaranya@fukuicoop.or.jp
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